この土佐山田という場所は、高知市内から20㎞、車で約30分の場所に位置します。
南海地震で津波被害のない地域で、近くに小中学校もあり
高知市内からの住み替えや県外からの移住者の方にも人気の高い場所です。
ですので、
ハウスメーカーの営業担当者から建売や土地活用の話を幾度となくされました。
が、しかし なにか違う・・・
もっと違う選択肢があるのではないかと漠然とですが思っていました。
とはいえ
北棟は雨漏りもしていてこのような天井も落ち、床も今にも抜け落ちそうな状態・・・
とても使える建物とは思えませんでした。
昭和初期から順に建てられ、改修と修繕を重ねたのでしょう
それぞれの年代に使われていた建材が時代を感じさせます。
ここは昭和で時がとまっているよう、、、
年月を重ねた木の色合いは落ち着きを感じます。
この土地で育った木が、建物に使われています。風土に合った木材で建物を建てるのが一番いいと思います。建物の一部になった後も呼吸をし、こうして現在までしっかりと建物を支えてきたのだと思うと、どうにか活かす方法はないかと考えます。